森の中で、直感やひらめきを育てる。
2018年10月5日うちの子は近郊の森の中に有る幼稚園に3年行っておりました。
最初幼稚園を決定する時、やはりお勉強を教えてくれてバスで送迎してくれる幼稚園がいいなと思っていました。しかし、実際に選んだのは「弁当持ち」、「迎えは自分の車で」、「幼稚園服無し」、「勉強は基本的に教えない。森の中で一日遊んでくるだけ、だから毎日ドロドロ」、「願書は早朝から並んでもらいに行く」、「月謝が高い」という一見風変わりな幼稚園でした。主人がどうしてもこの幼稚園がいいと譲りませんでした。なので願書受け取り日には主人に明け方から傘さして並んでもらいました。順番待ちをしている人の中には一晩テントを張って待っている人もいるくらい人気が有りました。
このように親が大変な思いをし、こどもはこの森の中の幼稚園に通うことになったのですが、実際通わせて良かったのか悪かったのか。親はもちろん大変でした。朝弁当作りをし送っていく。家事を済ませたと思いきや、すぐ迎えの時間が来るのでまた幼稚園に飛んで行く。毎日これの繰り返しです。
では、こどもにはこの幼稚園はどうだったのか。自然の中には危険なものが多く有ります。薪ストーブや蛇や毒草や…。台風で森を構成している木の太い枝が折れて道を塞いだこともあります。このように普通の幼稚園では体験できない事がここではできるのです。「これは危ない!」という直感が養われたり、校舎を建築するときに余った木の破片を使って自分のおもちゃを作成しひらめきや発想力が養われたのではないかと自負しております。実際、一番仲が良かったお友達は現役で東大に行きました。お薦めです。